相方が遊びに出かけたので、独り家でごろごろ。
今年に入って、ライブに行き、相方の実家に行き、仕事がまたひとつ増え、相方が39度の熱を出し、と、日記のネタはいくらでもあるのに、ずいぶんとサボってしまいました。
明けましておめでとうございます。
去年はやることが多く、目先のことを片付けるので精一杯でしたが、今は少し落ち着いてきたので、今年は視点をもうちょっと遠くに据えた生活をしていきたいし、その記録をここに書いていけたらなあ、と思っています。ただ最近、ここで何を書いていいのか分からなくなってきていて、ちょっと悩んでもいるのですが。
昨年末に書いた通り、年明けは幕張メッセのCountdown Japan 03-04で迎えました。イベント全体は29日から31日までの三日間で、最終日のみオールナイト。私たちは最終日のみ行きました。ロッキング・オンの企画制作だけあって、渋い人選で、かなり見ごたえがありました。
会場は大小二つのステージにDJブース、あと休憩室、食事コーナー、クロークでそれぞれ1棟使うという大規模なものでした。大きい方のステージはメジャー系、小さい方はよりマニアックなバンドという棲み分けで、さほどロックに詳しくない私たちは、結局大ステージに張り付いてました。
カウントダウンのスカパラも、その後の清志郎も、一度ライブに行ってみたかったので、観れて感激でした。スカパラでは踊りまくったというか、ジャンプしまくりました。清志郎は今の世界情勢を踏まえての「愛し合ってるかい?」をステージから投げかけ、みんなはピースサインでそれに応えていました。政治的なメッセージを発したのは彼だけで、他に触れる人がいなかったのは、まあそんなものかと思う反面、ちょっと物足りない気もしました。みんながみんなLove And Peaceや世界を言う必要はないし、メッセージは一歩間違えればすごく無粋なものになってしまうのは確かだろうけど、せっかくの年越しイベントなんだから、2003年という年に彼らが思った感じたことを、別にメッセージ性なんてなくていいから、見せて欲しかったなあという気がします。
氣志團も出ていて、彼らはなかなかのエンターテイナーでした。グッズコーナーで売っていた、メンバーの顔の縁日のお面には笑いました。
それから、最後に出たレミオロメンというバンド、恥ずかしながらそれまで名前も知らなかったんですが、心に染みる、それでいて力づよい歌を歌うバンドで、すごく良かった。これだけの大舞台のトリをとるにはあまりにも若いバンドで、そのことは彼ら自身も聴衆もよく分かっていて、それが良い緊張感と一体感を生み出していました。
今、東海道線東京行きの車内です。時刻は17時をまわったところ。今日は昼過ぎに起きて、こまごまとした用事を済ませ、夕方実家に顔を出し、これから幕張メッセのJapan Count Down 03-04に行くところ。ロッキングオン主催?のイベントで、今年が初めてだそうで、どんなもんかわかりませんが、好きなミュージシャンが多数出ているので、かなり期待しています。
ちなみに、正月は、イベントから帰って少し仮眠をとり、昼は自分の実家に行き、夕方の新幹線で相方の実家へ。多分二日の夜に、相方をおいて独り横浜に戻ってきます。
今年は、なんと言っても結婚がありましたが、それ以外にも、仕事が変わり、街へ繰り出し、いろんな人との出会いがあり、また知っている人の意外な一面を知ったりと、かなり濃い一年でした。当人は気がついていないけれど、その存在自体に助けられたこともすごく多かったように思います。ここを見てくれている人なんていないと思うけど、みなさん、本当にどうもありがとう。そして、良いお年を。
昼間は家の掃除をして、夕方は相方と二人、クルマで近くの図書館へ本を返しに。最近仕事で技術書をいろいろ読まねばならず、また読みかけの本もあり(小池真理子の「欲望」)、あんまり余裕がないのだけれど、とりあえず、以前から読みたいと思っていた、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」とギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」を借りる。たぶん片方しか読めないだろう。
ちなみに、前に借りてたのは倉本聰「北の国から・遺言」のシナリオです。去年のテレビ放映で前編を見逃していたので、これ読んでようやく筋が通ってすっきりしました。これで終わってしまうのがすごく残念。「北の国から」は、映像ももちろん良いのですが、シナリオだけ読んでも楽しめます。実は私も、はじめはまったく観ておらず、その後の評判を聞いて先にシナリオを全部読み、それに感動して後からビデオで全部観るという、ちょっと変な入り方をしました。初回シリーズのシナリオは本当に面白いので、機会があればぜひ読んでみてください。自然をテーマにしたおおらかな話と思われがちですが、シナリオを読むと、出てくるものすべてにムダがない、非常に緻密なつくりになっているのがわかります。
図書館を出てから、せっかくクルマで出かけたのだからということで、足を伸ばして都筑阪急・モザイクモールへ。ここは前に独りで来たことはありますが、相方とは初めて。前回同様、屋上から夜景はなかなか良かったです。で、今回は観覧車にも乗ってみました。実は、私は高所恐怖症なので、観覧車もあんまり得意ではなく、やめとこうかとも思ったのですが、これがまあ乗ってびっくり。
ここの観覧車から見る夜景は、絶品です。一度絶対乗ってみるべきです。こんなに美しい夜景は、今まで見たことがありません。夜の海のような真っ暗な関東平野に、街の明かりがぽつりぽつりと散らばっていて、文字通り「地上の星」の風情。都心の高層ビルからみる夜景とは、質がまったく違います。しかも、ゴンドラが最高点に達すると、もう遮るものは何もなく、360度、どころか、空にも星、地上にも星、です。
こんなに素晴らしい景色が楽しめるのに、私たちの他に客はおらず、ちょっともったいない気がしました。まあ、買い物に来ているひとは地元だから乗り飽きてるだろうし、他に遊ぶところもないから他所の人は来ないから、仕方ないのかな。