かみくず日記

2007年8月15日 終戦記念日

終戦記念日。しかし特別なことはせず。明後日から始まるRISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZOを観に、明日から北海道に行きます。フジロックのリベンジであります。先月中頃からひたすら良くないことが続いているので、飛行機が落ちないか心配です。この前も、あんまりついてないのでクルマで厄払いに出かけ「途中でスピード違反で捕まったりして。そこまでついてないことはないよな。。。」と言っていたら、別件で本当にキップを切られる羽目になったし。違反はもちろん弁解の余地がないですが、(事故でもないのに)たくさんの偶然があまりに見事に重なった結果だったため、かなりメゲました。しかも、厄払いのおみくじについていた「無事カエル」のカエルのお守りが、気づいたらどこにもない。。。かなり不安です。

ところで、今回はテントを張るので、アウトドア初心者としてはいろいろ道具を揃えました。で、現地でも買い足そうと思い「アウトドア用品 札幌」でyahooの検索をかけたところ、アウトドア用品 札幌という楽天系のページがヒット。しかし、内容が札幌と全然関係ない。。。もしやと思い「アウトドアショップ 札幌」「アウトドア用品 広島」「アウトドア用品 仙台」などで検索したところ、結果は予想通りでした。こういう人を騙すかのようなやりかたは、オフラインの商売だったらお客の総スカンを食うと思う。

2007年8月11日 ライブ

夏休み初日。思い立って、ひさしぶりに「ヴォイスカマンベール」のライブに行ってきました。おそらく4年ぶり。

恵比寿の会場に少し遅れてたどり着くと、会場前の路地の向こうに東京湾花火大会の花火が見えました。高い建物の多い都内にあって、その路地はちょうど打ち上げ場所に向かって一直線に伸びていて、その向こうが下り坂なので、奇跡的に花火が見える。そんな場所があると知り、ちょっと得した気分になりました。

ライブの方は、レパートリーの幅がぐっと広がっており、二人のステージパフォーマンスも堂々としていて、その裏にある4年の月日の流れを改めて実感しました。この4年間、では自分はどう過ごしてきたのか?などということも考えてしまった。こういう風に、長い時間をかけてひとり(二人)の音楽と付き合っていくというのも、音楽との接し方のひとつのカタチなのかもしれない。

忘れられていると恥ずかしいので、挨拶もせずCDだけ買って退散。帰ってブログに感想を書いたら、やっぱり覚えていてくれたようで、嬉しくなりました。

2007年8月9日 Naked Loft

Wattan プロデュース「戦場で培った謀反を企てよう! 戦場からPEACEを伝えよう!」を観にNaked Loftへ。会社を出るのが遅かったので行こうか行くまいか迷ったんですが、行って非常に良かった。会場はガラガラだったのですが、そのせいで全員にマイクが廻ってきて、非常に内容が濃いイベントでした。もっと客が入っていいと思う。

2007年7月29日 長靴

今ごろ、苗場の天気は晴れでしょうか。3日間天気だったのは、もしかして初めてでは?気合入れて長靴用意した女性の皆さんは、履くチャンスが無くてむしろ残念だったするかもしれません。

かく言う私は、今年はぜひ参加すべく、何ヶ月も前からチケットを買って待っておったわけですが、数日前から原因不明の腹痛と身体のダルさ、猛烈な睡魔に襲われてダウン。会社も二日間休んでしまい、フジロックの方も泣く泣く断念となってしまいました。猛烈に無念であります。

2007年6月6日 「北朝鮮へのエクソダス」

仕事は仕様書の作成が佳境に。しかし、構成が今ひとつまとまらない。誰かうまい方法を考えてくれんものか。

テッサ・モーリス・スズキ「北朝鮮へのエクソダス」を読む。必読。北朝鮮への帰国事業の源流が、実は日本政府の積極的な関与にあったこと、さらに、帰国事業の盛り上がりの裏には日本を初めとする各国の思惑と駆け引きがあったことを、2004年に公開された国際赤十字委員会の機密資料から明らかにしている。最近公開された資料に基づく新事実ではあるのだが、内容はむしろ推測どおりの展開。戦前の玉虫色の植民地政策のツケとして、戦後日本の独立による国籍剥奪で突如発生した数万単位の異国人。日本の伝統的な排他性を考えれば、当時の日本政府が彼らの出国を積極的に望んでいたと考えるほうが(その良し悪しは別として)利にかなっている。

政治的な話は非常に興味深かったが、それ以上に、帰国者たちの「祖国」で直面した落胆と絶望、脱北者が語る北朝鮮への複雑な思いには心を打たれた。いま氾濫している北朝鮮批判は、そういう人間的な悲しみへの共感を伴っているのだろうか、と思う。

2007年6月3日 ホタル

秦野までホタルを見に行きました。ホタルというと夏のイメージがあるのですが、神奈川だとピークは6月です。それを知らず、いつも気づいた時にはもうピークを超えていて、去年も地元の公園でちょろっと見たのがやっと。なので、今年は頑張って少し早くから調べてみました。

4時過ぎに横浜を出発。秦野中井ICに着いてもまだ日が高く、とりあえずネットで場所へ。ネットの記事はだいぶ古かったらしく、写真では森の中だったのに、行って見たら宅地の中でした。一応ホタル保護の公園にはなっていたのですが、まだ夕暮れまで時間もあったので場所を変えることに。次の場所は大きな森林公園で、道を散々迷った挙句、たどり着いたときにはもうすっかり夜になってました。公園の中は真っ暗でしたが、地元では有名らしく、たくさん人が訪れていたので、その後に恐る恐るついていくと、真っ暗な闇の中に小さな光がいくつもいくつも。いやぁ、本当に綺麗で、なんとも儚いものでした。

さて、ここ数年はそうやってこの時期ネットでホタル調べているわけですが、去年一昨年までは、検索で引っかかるのは、その土地で地味に環境保護に取り組んでいる方々のサイトがほとんどでした。ホタルを守る、というよりは、ホタルが生息できる環境を守る、というスタンス。それが、ことし同じように検索して引っかかるのは、旅行やレジャーのサイトばかり。もちろん、自分たちの土地の自然の豊かさとしてホタルを取り上げている土地は昔からあるわけですが、どう考えてもホタルなんていない都会の真中で、ホタルを見ながら酒を飲む、なんていうの企画にはどうも引っかかりを感じます。(去年見つけた、地方にあるホタルの里を、ネットで今年探そうとしてたら、そういうサイトに邪魔されて、どうしても見つけられなかった)。あるサイトでも、他所で育てたホタルの幼虫を放しただけで、その土地に根付かせる工夫をしないのでは、自然保護とはいえない、と書いている方がいました。本当にそう思います。

2007年6月2日 眠くて眠くて

今日、横浜は開港記念日で花火やら何やらイベントが盛りだくさんで、天気も良いし、出かければ楽しかったんでしょうが、とにかく眠くて眠くて、気分もいまいちで、終日家に居ました。肩もやたら凝るし、どよーんとした気分で、久しぶりに日記でも書けば気分も晴れるか?と書いてみましたが、どうでしょう。

憂鬱の原因は、平日の寝不足と、週明け職場の新人配属。新人が来るのは嬉しいんですが、職場でOJT教育しろと言われても、私のいる部署は全員が客先に常駐で、どうしたものやら。

2007年1月8日 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

気が付けば、日記を書くのは1年ぶり、2005年の11月以来です。その年は身近なところで非常に大きなトラブルがあり、一生経験しないだろうという体験をしたのですが、公に出来ない話ばかりで、日記に書くことができない。それに悶々としているうちに、いわゆる「ブログブーム」がやってきて、睡眠時間を削ってまで日記をつける意味というのが、なんだか良く分からなくなったのですよ。

ウェブの日記は公開するネタのない人がとりあえずやるモノ、というのがかつての世間一般の評価でした。だから、自分もそれに後ろめたさを感じながら書いていました。それが、ブログという言葉が広まった(広められた)だけで、実態はほとんど変わっていないのに、それが何か意味のあるモノのようになってしまった。そこにどうも居心地の悪さを感じるのです。確かに、専門的な知識のない人でも情報を発信できるようになったのは素晴らしいことだけれど、そのに何を書くのか?という問いは以前として変わらないと思うのですよ。業者の用意した型にはまったブログサイトが増えた一方で、創意工夫を凝らした個性的なサイトが減ってしまったのも気になります。端に追いやられているのもすごく気になるのです。

2005年11月5日 下北沢

何年ぶりかで下北沢に行く。本当は、月曜日に休みを取って明日から温泉に行く計画だったのだが、昨日突然別の仕事に駆り出され、あえなく没に。その代わりということで都内へドライブに行くことになり、なんとなく行ってみた。

初めて下北沢を訪れたのは今から20年以上前。学生だった私は芝居に興味を持ち始め、「ぴあ」を片手に本多劇場によく通った。仕事を初めてからはすっかり足が遠のいていたので、どうなっているか不安だったけれど、久しぶりに訪れた下北沢は、当時の雰囲気を残しつつ、すっかり賑やかな街になってました。大切な思い出のある街が、そうやって変わらずしかも賑わっているのは、とても嬉しい。迷路のような路地を、当時のように迷いながらぶらぶら歩く。レンタルショーケースの店と昔ながらの八百屋が軒を連ね、ぼろアパートの1階にカフェがあったりと。生活感と非日常が自然に入り混じっているのが面白い。こういう街に住んだら毎日楽しいだろうなと思う。

懐かしくなり、家に帰って当時よく観た劇団や役者をネットで検索してみる。テレビのチョイ役で意外に活躍している人、苦労しながらも細々と続けている人、紆余曲折合った人など様々。この20年、では自分はどうだったんだろうか。

2005年9月11日 9.11

お久しぶりです。2ヶ月もサボってしまいました。仕事が忙しいのは相変わらずなのですが、それに加えて、プライベートで問題が発生してしまい、7月と8月は首が回らない状況だったので。

今日は朝実家から戻り、選挙に行き、明治公園のBE-INに行き、デモで歩きました。こういうところに足を運ぶのは本当に久しぶりで、前いつだったか覚えていないくらい。今日は降らないと思ったので雨具も持たずに行ったら、出発時間の1時間前の2時頃から猛烈な土砂降り。最初は木の下で暢気に雨宿りしてたのですが、とても耐えられなくなり、少し離れた日本青年館まで走る。全身ずぶ濡れ。それでも3時に雨は止んで薄日も差してきたので、Tシャツ買って着替えて出発したら、また土砂降り。かなり参りました。途中、哀れに思ったのか、一緒に歩いていた見知らぬ方が傘を1本くれました。それでなんとか最後まで歩くことができましたが、終わったときにはもうパンツの中まででびしょびしょ。

d20050911-01会場に戻ったら、ピーターバラカン氏がいました。あと、傘くれた方にお礼したかったんですが、会場で見失ってしまい、できずじまい。この場を借りてお礼いたします。どうもありがとうございました。

家に帰って選挙速報をみたら、自民圧勝。まあ小選挙区制なので初めから判っていたことではあるが。イエスかノーかを死票の多い小選挙区制で問うのは、どうだろうか。たぶんあと何ヶ月もたてば、自民党はこれが郵政「だけ」を争点にした結果だったなんてことを反故にしてくるのではないだろうか。