週末に嫁さんが帰ってきて、掃除、洗濯、料理をして、火曜日に帰っていきました。今日は教習所で2度目の卒業検定に挑むはず。頑張ってこいよー。
というわけで今週も独身生活です。が、いつも午前様なので、家でのほほんとする余裕もなく、つまらないです。テレビも見てないし、新聞も取ってないし(新聞の勧誘を待ってるのに、なかなか来ないのです)、世の中どうなってるかぜんぜんわからない。
テレビといえば、噂によるとドラマ「高原へいらっしゃい」がリメイクされるそうですね。新聞のテレビ欄がないので、いつやるのか(やってるのか?)分らないのですが。。。といいつつ、ウェブで検索したら出てました。なんだー、今日やってたのか。
オリジナルを見たのは、たぶん小学生の頃。大人向けのドラマで、小学生にとって面白い要素なんてなかったはずなのに、なぜかすごく記憶に残ってます。特に、故・田宮二郎扮するホテルの支配人が、独り場末のバーで、禁を破ってウィスキーを口にする場面は、子供の知ってはいけない、生きることの絶望感、孤独感を覗き見たようで、息の詰まるような気持ちになったのを覚えています。(って言ってる意味が判るようなリメイクだと良いのですが)
あと、主題歌も印象的でした。こんな歌詞です
昨夜(ゆうべ)みた夢のなかで
僕は石になっていた
見知らぬ街でひとに踏まれて
声を限りに叫んでた
夜の心の暗闇から
夢はわいてくる
醒めても夢は消えはしない
けれど「おはよう」の朝はくる
ずっと後、大学生になって、小室等のレコードを借りて聴いたとき、偶然、この歌と再会しました。そして、これが谷川俊太郎の詩だということを、そのとき初めて知ったのでした。谷川の詩は高校から浪人、大学にかけて愛読しており、この詩も実は読んでいたのですが、歌として耳から入ってくるまで、ドラマの記憶とは結びつかなかったのです。それは、すごく不思議な経験でした。