何年ぶりかで下北沢に行く。本当は、月曜日に休みを取って明日から温泉に行く計画だったのだが、昨日突然別の仕事に駆り出され、あえなく没に。その代わりということで都内へドライブに行くことになり、なんとなく行ってみた。
初めて下北沢を訪れたのは今から20年以上前。学生だった私は芝居に興味を持ち始め、「ぴあ」を片手に本多劇場によく通った。仕事を初めてからはすっかり足が遠のいていたので、どうなっているか不安だったけれど、久しぶりに訪れた下北沢は、当時の雰囲気を残しつつ、すっかり賑やかな街になってました。大切な思い出のある街が、そうやって変わらずしかも賑わっているのは、とても嬉しい。迷路のような路地を、当時のように迷いながらぶらぶら歩く。レンタルショーケースの店と昔ながらの八百屋が軒を連ね、ぼろアパートの1階にカフェがあったりと。生活感と非日常が自然に入り混じっているのが面白い。こういう街に住んだら毎日楽しいだろうなと思う。
懐かしくなり、家に帰って当時よく観た劇団や役者をネットで検索してみる。テレビのチョイ役で意外に活躍している人、苦労しながらも細々と続けている人、紆余曲折合った人など様々。この20年、では自分はどうだったんだろうか。