2004年12月31日 来年もどうぞよろしく

いま大阪の嫁さんの実家にいます。元旦の夜には独り横浜に帰る予定です。紅白ではGacktが歌ってます。カッコいいですな。ずっとイロモノのだと思ってたんですが、今年の夏、たまたま生でライブを見る機会があり、そしたら見事にプロ根性バリバリで、それ以来ちょっと見直したのでした。

大阪には昨日の夜に来ました。今日はすこし遅く起き、大阪では珍しい雪を見ながら朝食を食べ、雪の上がった午後に買出しに。大阪の町は活気があって楽しい。横浜や東京と何が違うかというと、店に入っても、店の中に「会話」があるということ。そこには、お金を払う/受け取る関係での「いらっしゃいませ」ではない、もっと違った軸の声がある。そばや祝箸を買い、ついでに散髪屋で髪を切ってさっぱり。嫁さんの馴染みの本屋では、嫁さんが結婚したことを伝えると、ものすごく喜んでくれて、売り物のカレンダーをプレゼントされる。私は、そんな嫁さんのふるさとが大好きだ。年末は仕事で(というか仕事の環境で)いろいろ悩まされることが多かったけれど、「仕事」の本当の姿というのは、こういうものなんじゃないか、などと思う。

ということで、今年お世話になったみなさん、どうもありがとうございました。人によっては、お世話になったというより迷惑をかけたというほうが正しいのかも知れません。でも、最近思うのですよ。生きていくっていうのは、他人の心の中に石を投げることではないのかと。投げた石の描く波紋がどんな形であろうとも、それは何か意味を持っているのではないか、というか、そこにある意味を信じて、目をつぶって石を投げる。まあ、投げた石は取り返せない、ということの言い訳もあるのですが。

と、なんかまとまりのないことを書いてしまいましたが、そういうことで、来年もどうぞよろしく。