2004年9月11日 さびしさ

休日出勤。本当はBEE-IN覗きに行きたかったが。帰りの時間は平日とほとんど変わらず。

昨日の話の続きだが、「さびしい」という感情はすごく大切だと思う。喜怒哀楽というけれど、最近はポジティブシンキングやら自己肯定の名のもとに、喜や楽ばかりが肥大化し、ネガティブな哀が不当に蔑まされているように感じる。けれど、他者と解り合う上で一番大切なのが実は哀ではないかと思う。他者と解り合うということが、相手の気持ちにどれだけ共感できるかということだとすれば、唯一内向きな感情である哀は、共感がもっとも難しい感情である。また、悲しい気持ちを共感すること自体が悪いことだと考える人もいる。しかし、たとえば他人の幸せを素直に喜べないことを恥ずかしいことと思うなら、他人の悲しみをともに悲しめないこともまた、負い目を感じるべきではないだろうか。