2003年9月23日 ピンポン

映画「ピンポン」をテレビで観る。以前「虎の穴」で井筒監督が酷評していたので、どんなもんだろうと思って観たんですが、そこそこ面白かった。ただ、卓球に賭ける登場人物たちのメンタルの部分の描写がいまひとつ入り込めなかった。映画では才能と努力というのがすごく分けて描かれているけれど、両者は実際は混沌としてると思うのですよ。それは、学生時代スポーツとか芸術系の部活に打ち込んだ人なら体験的に知っていることだと思うわけで。ちなみに私は吹奏楽部でした。卓球の場面は体はビジュアル的に面白かったので、宮本輝の小説「青が散る」みたいに、試合中の心理描写をもっと激しくすればよかったのではないかな。普通はこういうのは小説に比べて映像では難しいけれど、特殊効果はそういう常識を覆す武器になるかもしれない。

で、卓球といえば最近話題のこの映像。流行の尻馬に乗るのは癪ですが、やっぱり面白いので載せちゃいます。

※リンク張り替えました。(2016-09-11)