昼は横浜市・二俣川の運転試験場へ免許の更新に。最近は誕生日の後1ヶ月までOKになったって,知ってました?書類を提出するとき,性別のところを書き漏らしていたら,受付で「男性ですよね?」と言って勝手に男に丸つけられちゃいました。まあいいんですが。免許に関しては,性区分って結構適当なんですねぇ。
ということで,夜はプラスワンのいずみちゃんナイト12。
私が入ったのは7時過ぎ,第2部最後の質問タイムの最中で,意味不明なアイドル業界用語が飛びかう,なんだかよくわからないコアな世界が展開されていました。で,よく分からないんだけど,結構面白かったです。
で,第3部『トランスジェンダリズム宣言』出版記念トークと題して,トランスジェンダー(TG)に関するあれこれ。実は,どうせ1月28日のジェンダースクランブルの繰り返しになるだろうと思い,それほど期待してなかったのですが,これがもう存外に面白かった。当事者の本音の話がいろいろ聞けたのはもちろんのこと,パネラーの精神科医・杏野丈さんから,学術的な話や学会の風潮なども聞けたし(でもこの人,トイレで居合わせたときにはタダの酔っぱらいかと思った),先の世田谷区議選で上川あや氏の実質的な選対をやったという河合塾講師の銀河さんが飛び入りで参加して,選挙の裏話やら上川氏の人となりの話があったり,あるいはレズビアンを名乗る女性からレズビアンとTGの関わり合いが語られたり。むちゃくちゃ濃くて有意義な内容でした。しかもシビアなテーマなのに,会場は爆笑につぐ爆笑。
非常に興味深かったのは,「性同一性障害」という言葉が普及して以降,新宿界隈の「その手の」お店で新人の数が減少しているという話と,最近の学会の風潮で,パスする(=女性(男性)として他者から認められる)ということに重点が置かれるようになって来ているという話。どちらも,多様なものを多様なまま認めるのではなく,カウンセリングやら性転換手術やらで,早く女へ(あるいは早く男へ)という風潮の表れであり,それは危険ではないか,とのこと。
他にも興味深い話は幾つもあったのですが,自分が「当事者」じゃないので,縁遠い専門用語が多くて,ここで正確に再現するのは私の力量ではなかなか難しい。それが非常に残念です(上の話も,正確に書けているか,実はあんまり自信がないのです)。