2003年3月19日 アメリカ大使館へ

昨日のクラクラ感に昼過ぎまで悩まされる。まあ,割り切って頑張っていくしかないか。

夜は都内。新橋駅東口のロータリーで六本木経由渋谷行きのバスに乗り,霞ヶ関三丁目で降りてアメリカ大使館へ。集まってるのは100人ぐらい。「謎のサラリーマン」ことMさんに出くわす。ふとんINで見かけた面々も。

いったん抜けて国会裏も覗いてみるが,寝袋に入ってソプラノサックスを吹く青年が一人だけ。聞けば,昼間は歩道一杯に人が集まっているとのこと。

再び大使館に戻ると,髪型ぴっちりの男二人が,警察に囲まれて大声挙げている。アメリカ支持を訴えに来たらしい。トラメガを取り出し「日米同盟を堅持しーろー」「似非平和主義者はかーえーれー」。親米というより,反左翼らしい。そのうち「U!S!A! U!S!A!」の大合唱(二人で)。挑発には乗るな,ということでみんな無視。しかし,中にはカリカリきてるひとも。私はというと。。。まあそう人もありかなってことで,あんまり腹は立たなかった。それにしてもUSAコールか。あと「極左はかーえーれー」とも叫んでたけど,この大人しい集団を極左呼ばわりしたんじゃ,本物の極左が怒るよ。反対派との間を警察がブロックしていたので,とりあえず衝突はありませんでした。

d20030319-01集まっている人たちは,本当に雑多。ゼッケンつけてハンストしてるひともいれば,静かにキャンドルを掲げるひと。戦争ほーき(写真)を掲げるひと。途中で川田龍平さんも登場。年齢層も女子高生からおじいさんまで。ただ,若い人の割合が多く,都内だというのに会社帰りの人が少ないのはちょっと意外でした。で,そういった人たちが。トラメガ回してスピーチしたり,大使館に申入書を渡しに行ったり。自然発生的に,いろんなイベントが起きていました。

スピーチの合間には戦争反対コール。でも私,これだけはちょっと敬遠ぎみ。だって照れるし,なんか宗教みたいじゃん(って,宗教そのものを否定する意味じゃないです)。声を揃えなくたって,人が集まる喧噪の中,いろんなひとの主張や会話や歌が聞こえていればいいように思うんだけど。実際,私もそうだけど,プラカードも持たず,ただ立つくす,座り込むだけの人もたくさんいた。テレビで見るのは派手で元気のいい人ばかりだけど,別に声だせって強制されるわけでもないし,プラカードなんか無くても大丈夫なんだけどね。だから,都内にお勤めの方,明日,会社帰りにどうです?

あと,そっと入りこんできた公安を若い連中が発見,「何やってるんだ!」と大声をあげ,取り囲んで追い返す場面も。公安は警備のラインの向こうに逃げ,追いかけた青年が怒って警察と衝突,さっきの二人組の煽りも加わって,局所的でしたが,一時危ない雰囲気でした。