金曜日も会社が休みだったので4連休です。忙しいといいつつしっかり休む。休日出勤をしたいところですが、会社がいろいろうるさいので。会社としては、別に社員の健康を考えているわけではなく、要するに休日出勤の手当てを削減したいらしい。
で、今日は横浜のみなとみらいへ花火を観にいく。観るのはたぶん5、6年ぶり。先に出かけていた嫁さんと待ち合わせをして、夕方から赤レンガ倉庫の入り口あたりで場所取りして待機。
この花火大会にはいろんな思い出があります。まぁ、さびしい思い出が多いですが。たぶん、同じように思っている人は他にも多いと思います。今は開催日がずれてしまいましたが、私が学生の頃は、確か毎年7月20日、これも日付がずれてるかもしれませんが、当時は終業式、つまり夏休みの始まる日に行われていました。その日は学校も午前中に終わり、明日からは毎日部活の猛練習。その間の気の抜けた一日、部室でだべっていて「そういえば、今日は山下公園の花火だっけ?」ってな話題とともに、なんとなく話がまとまって、皆でぞろぞろ見物に出かけたり。「なんとなく」とは言っても、そこは思春期の少年少女のこと。その流れは、あの時期特有の過剰な思いと畏れから生れてくる、ほとんど自然の摂理と言っても良いものなわけで。
実を言うと、当時自分がどんなモンだったのか、さっぱり思い出せない。もう二十年近く経ってるわけだから当たり前ですね 。だいたい、思い出すべきことなんて何も起こらなかったし(残念ながら、そのことだけは確かなのです)。それでも、隣でぎこちない会話を交わす若いカップルを観ていると、自分はそんな時間を持ったことなんてないのに、「ああ、昔も今も変わらないなぁ」と思ってしまうのです。
始まってみると、打ち上げ場所がちょうど赤レンガ倉庫の裏手あたりになっていて、視界的にはやや難がありましたが、充分に楽しめました。隣の女の子のグループは「あれ(赤レンガ倉庫)をシンデレラ城と思えばいいのよっ!」など言い、うまいこと言うなぁ、と感心。花火の種類も、眼鏡の形やうずまき、ドラえもんの顔が浮き出るものなど、工夫したものが多く、嫁さんと二人、手を叩いてはしゃぎまくりました。