2010年11月27日 完全避難マニュアル

嫁さんとフェスティバル/トーキョーの「完全避難マニュアル」。散策もかねて巣鴨へ向かう。途中、池袋で下車して、三度目の「パブリックドメイン」見学。

巣鴨はとげぬき地蔵の商店街を散策。避難所を通り過ぎてしまい、見つけたときには時間を過ぎてしまった。どんなところか判らず、千円も取られるし、どうしようか迷ったが、扉を開けてみた。

結果、扉を開けて大正解だった。

巣鴨の避難所で進められるままに、鶯谷と巣鴨へ。鶯谷では、いっしょに居た人たちの偶然にびっくり。神田は、なんじゃこりゃという避難民ラッシュ。スタッフの人たちも居て、いろいろ考えさせられる話も聴き、楽しい時間が過ごせた。

2010年11月14日 パブリック・ドメイン再び

先週の「パブリック・ドメイン」、外から見たらどんな風なのか見てみたくなり、再び池袋へ。

西口公園についたら演技の真っ最中。ちょうど先週問題にした場面だったが、今回はうまく進んでいる様子。

ベンチに座って見学。ヘッドホン着けてたときより話のつながりが判って面白い。スタッフの女性がチラシを配りに来たので、先週観たことを話して、いろいろ訊いてみた。質問の内容はこれまでまったく変えていないそうだ。

終わってから、公園内のテントでカフェの寸劇を立ち見したあと、「完全避難マニュアル」の池袋避難所へ。

2010年11月7日 パブリックドメイン

池袋のフェスティバル/トーキョー。「パブリックドメイン」(演出:ロジェ・ベルナット )を観にいく。というかやりにくというべきか。新宿西口公演を舞台にしたワークショップのような野外劇。

内容が内容だけに、初演はいろいろトラブルがあるだろうと2回目の公演を選択したのだが、先週の台風で1回目の公演が流れ、今日が初日になってしまった。HPのプログラム以上の情報もなく、果たしてどんなことになるのか、まったく予想できないまま参加。

まだ公演中のため、ネタばれになるので詳細は書かないけれど、不思議な体験だったことは確かだ。ヘッドフォンを着け、そこから流れていく質問に導かれて物語を演じていく。通りがかりの人々に、我々はどう映っただろう。質問の中には、その人の人格の機微に触れるものもあり、それを表明する人の表情と、それを見る周りの視線、その両方をみる自分の中に泡立つものがあった。そういう考え方をするひとは世の中に当然何割かはいて、と頭で理解していることでも、それを表明する生身の表情、しぐさを目の前にすると、そういった「想像だけの理解」というものが軽率に思えてくる。

途中、質問が厳しくて、二人以上必要な筋書きで「演じ手」が男性独りしか集まらない場面があった。みんなが戸惑う中、男性の機転の利いた「演技」でストーリーはなんとか進んでいったが、こういうハプニングも芝居の一部と考えると面白い。もしかしたら、次の公演では質問をいろいろ練り直してくるかもしれない。けれど、あの場面では質問なんか無視して誰かが飛び出して行くのが良かったのだと思う。そういった「演じられた偶然性」があの芝居の本質なのだから。

ならお前が出て行けば?と思うかも知れないが、私は、敵対するグループの役だったので駄目だったのですよ。それに、求められていたのは「女優さん」でした。。。